2018年04月10日

『MIFUNE: THE LAST SAMURAI』』





没後30年近くで世界の三船敏郎のオマージュ的ドキュメンタリー映画が公開されます。




『MIFUNE: THE LAST SAMURAI』は、『用心棒』(1961)と『赤ひげ』(1965)にてベネチア国際映画祭で二度の主演男優賞を受賞し、2016年にはハリウッド殿堂入りを果たすなど、今も世界中のファンの心を惹きつけ離さない俳優・三船敏郎の偉業とその人生に迫る長編ドキュメンタリー。第72回ベネチア国際映画祭ほか全世界28の海外映画祭に出品され、米大手映画批評サイトRotten Tomatoes にて 82%フレッシュの高評価を得たそうです。

監督は1991年米国アカデミー賞にて映画『収容所の長い日々/日系人と結婚した白人女性』で最優秀短編ドキュメンタリー賞を受賞し、HBO作品『ヒロシマ・ナガサキ』にて2008年エミー賞を受賞したスティーヴン・オカザキ。




世界の黒澤明監督無くして三船は存在しないといわれますが! !?


『MIFUNE: THE LAST SAMURAI』』


『MIFUNE: THE LAST SAMURAI』』










黒澤監督は↓


Wikiより↓

「三船無くして黒澤無し」と言われるほど黒澤作品には欠かせない存在であり、『醉いどれ天使』から『赤ひげ』までの16年間で出演しなかった黒澤映画は『生きる』1作のみで、現代劇・時代劇問わぬ黒澤映画の顔であった。

 黒澤明は、三船敏郎のベネチア映画祭の男優賞の授賞式で 「僕がもらった賞の半分くらいは三船にやるべきだと思ってたが、今日三船が受賞したからその必要もなくなった」と言って三船を評価している。

 当時のインタビューで「三船がいなくなったらどうなる?」という質問に対し、「僕はもう映画が撮れなくなるかもしれない」と答えている。
また「何故、三船ばかり使うのか?」との質問には「日本中探してもあんな役者はいないから」と答えた。『赤ひげ』を最後に黒澤映画に出演しなくなってからも、三船は『デルス・ウザーラ』を撮影している黒澤をロシアまで訪問したり、『荒野の素浪人』に『用心棒』を元にした役を出すにあたって黒澤に手紙で許可を貰うなど二人の交流は続いた。

 『トラ・トラ・トラ!』で黒澤が20世紀フォックスに解任されたときも黒澤を励ましたという。後年、三船は思い出深い黒澤映画として『用心棒』、『七人の侍』、『羅生門』、『赤ひげ』、『白痴』を挙げている。三船の死後、黒澤は「会って、三船君、本当によくやったなあ、と褒めてあげたかった。あんな素晴らしい俳優はもういません」とコメントした(ちなみに、三船の死から8か月後に黒澤も死去)。












『MIFUNE: THE LAST SAMURAI』』






世界の巨匠や俳優たちからも



オーソン・ウェルズ
「三船氏の演技はスケールが大きく深みがある」と三船の演技を評価した[98]。

ジョージ・ルーカス
『スター・ウォーズ』(1977年)のオビ=ワン・ケノービ役でオファーを出し、『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』(1983年)にてダース・ベイダーの素顔、アナキン・スカイウォーカーの役で再びオファーを出した。オファーは二つとも断られたが、ルーカスはアナキンの顔をできるだけメイクで三船のようにするように指示したという。

スティーヴン・スピルバーグ
弔電にて「あなたは何にもまして、今日の世の中ではまれな何かを持っていました。それは威厳そのものです」と悼む]。
スピルバーグの邸宅の玄関には三船が筆で“すてぃーぶん・すぴるばーぐ”と書いた大きな表札がかざってあった。(アメリカには本来表札を出すという習慣はない)
三船の娘である美佳に直筆サインが入った映画『E.T.』のポスターを誕生日にプレゼントする[76]など、『1941』(1979年)の出演以降もプライベートで親交があった。
スピルバーグはしきりに「また、『用心棒』のような作品を黒澤さんとのコンビで作ってくれ」と三船に訴え、三船はその旨、黒澤に伝えると「もうあんな作品を撮る体力はない」と言われた。

ジョージ・ミラー
『マッドマックス2』の撮影の際に、主演のメル・ギブソンに『用心棒』を見せて「三船のような演技をしろ」と指導するなど、荒廃した世界観にマッチした三船の演技を評価した]。

宮崎駿
『七人の侍』の三船を、『もののけ姫』の主人公アシタカの人物設定の参考にしている]。


ウォシャウスキー兄弟
『マトリックス リローデッド』にて、モーフィアスが日本刀を手にして大立ち回りする場面があり、この場面は三船にオマージュを捧げているもの[104]。
『マトリックス レボリューションズ』では、機動防衛軍の隊長の名前が「ミフネ」である




勝新太郎と萬屋錦之介(中村錦之助)、石原裕次郎の3人は同じくスタープロを主宰する三船敏郎を尊敬していた。

森繁久彌、小林桂樹
森繁が「スターと呼ばれる人は数々いるけれど、僕たちの思うスターは、三船だね」と言い、小林はそれに大いに共感したという。

美輪明宏
スポーツニッポンのコラム『明るい明日を』にて、「三船さんはもっと高い評価を受けるべき俳優です。日本の映画評論家やジャーナリストのほとんどが、三船さんは黒澤明監督の映画に出演したおかげで「世界のミフネ」になったと思っているようですが、それは大きな間違いです。本当は「世界のミフネ」がいたから
黒澤監督は「世界のクロサワ」になれたのです。」、「整った顔立ちをした美男子で、存在感、バイタリティーがあり、さらにインテリジェンス、繊細さもありました。あの鋭い眼光、野太い声も魅力でした。」と評価した。美輪は「日本の男優で、本物は三船敏郎さんだけです。」と述べたこともある。

司葉子
『用心棒』の三船について、「一気に七人を斬り捨てた三船さんの荒い息!あんなに荒い息使いがあるのかと思うほど、三船さんは肩を大きく上下させながら荒い息をして立ちつくして呼吸を整えていらっしゃる。三船さんは命がけで演技をしていらっしゃると、その時、そう思いました。」と語った[109]。
橋本龍太郎が総理大臣のとき、三船敏郎になぜ国民栄誉賞をあげないのかと、直訴している。しかし、当時中国人とのスキャンダル対応に追われていた橋本から、「三船さんに賞をあげると僕がスキャンダルを書かれるから」と、はぐらかされてその話は消えたと言っている[11]。
菅原文太
三船プロ製作の『犬笛』に主演。憧れていた三船からの依頼に喜び快諾すると、その夜、三船本人が自宅を訪問し、玄関先で「この度は弊社の作品に出演いただき誠にありがとうございます。」と挨拶され、度肝を抜かれる。「どうぞ中へお入り下さい」と促すも、辞去した。以降、三船に心酔し「富士山のような存在」と賞賛している。

高倉健
黒澤作品の晩年の作品には、良いものがないと思うとし、その大きな原因は黒澤が志村喬、三船と別れたことにあると語った。「志村喬さんもそうだったけれど、三船さんは(黒澤作品の)エンジンの大きな出力だったのでしょう。二人が抜けたことで出力がどーんと落ちた。怖いですよね。映画は絶対に一人ではできないんですよ。」と主演映画『あなたへ』のインタビューにおいて述べた。

ジャン・ギャバン
外国の映画事情に疎い三船が尊敬した、数少ない海外の映画人で共演企画を持ち込むと、すでに体調を崩していたギャバンは大いに喜び、三船の誠意に応えようと懸命にリハビリしたが、結局、回復することなく逝去した。

マーロン・ブランド
飛行機に乗っていた際、三船が同乗している事を知るや自分から挨拶に行ったという。
弔電にて「我々の仲間にして素晴らしい俳優、三船敏郎氏の逝去に深い哀悼の意を捧げる。彼のことを決して忘れることのできない。すべての俳優を代表して」とコメント。

ジョディ・フォスター
弔電にて「大きな存在を失った。映画史に残っていく俳優がいなくなっていくのは非常に寂しい」とコメント。


ロバート・デ・ニーロ
本人を前にして、子供のように緊張してひとことも話せなかったという。

クリント・イーストウッド
三船の演技に大きな影響を受け、三船を尊敬している。

ジョン・ベルーシ
コントで三船の物まねをやって大人気を博す。
『1941』で「やっと三船に会えた!」と感激したという。

アラン・ドロン
三船をイメージして『samouraï(サムライ)』という名の香水や映画を作るほど崇拝している。
『SMAP×SMAP』で、「カッコイイ男性は?」と聞かれた時は「三船敏郎」と答え、「日本の兄」、「神のような存在」と評している。
『レッド・サン』の出演依頼は三船本人から直接電話で伝えられ、是非もなく了承した。
三船は彼のことを親しみを込めて「ドロンちゃん」と呼んでいた。
三船の死に際して、弔電を送った。

チャールトン・ヘストン
『ミッドウェイ』で共演。絡む場面は当然なかったが、フォトセッションなどで顔合わせをしている。
後年、自らチェスター・ニミッツ提督に扮し、三船の山本五十六と共演する映画を企画していた。
三船の死に際して、弔電を送った。


メル・ギブソン
『用心棒』の三船の演技を参考にして『マッドマックス2』の撮影に臨んだ。

マット・ディロン
non-no(1995年2月20日)木村拓哉との対談でディロンは三船に言及するが、木村が三船出演の映画を観た事が無い事を知って「君も絶対見たほうがいい。僕はフランシス・フォード・コッポラの映画に出演した際に三船のように演じてくれ。と試写会で三船を見せてもらって以来大ファンになった。」と発言している。

ハリソン・フォード
尊敬する映画人の一人に挙げており、来日の度に面談をしていた。
彼の当たり役であるインディ・ジョーンズは監督のスピルバーグ曰く、スター・ウォーズ・シリーズのハン・ソロと『用心棒』の桑畑三十郎を足したようなキャラクターであるとしている。

ブルース・リー
生前、好んで観ていた映画が三船のサムライ映画であることが、未亡人の伝記本に記されている。また、多くの関係者も三船の時代劇や「座頭市」シリーズ(リーの座頭市好きは有名である)の殺陣を研究していたと語っている。



世界の映画人に多大な影響を与えたMIFUNEの

『MIFUNE: THE LAST SAMURAI』

OFFICIAL HP → http://mifune-samurai.com

さて

沖縄では「桜坂劇場」で公開予定だそうです。公開日程は未定ですがまもなく日程は決まるのでは?


公開される前に

観てない方は「七人の侍」「用心棒」今観ても面白いですよ!

個人的にはサスペンスタッチな「天国と地獄」がオススメです。
この映画はファッション的にいうと。映画の小道具として今では『PORTER』で有名な吉田カバンが列車から放り出されるカバンとして使われ話題となりました。






TRAVIS
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